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花髪の男と蝶と鳥


鳥はキバラタイヨウチョウ。

髪の毛の花の蜜を吸いにきています。


後ろのワイヤーがちょっと残念に邪魔してますが、ワイヤ釣りじゃなく飾れればもっときれいに見えると思います。

色の落ち方や影がきれいで、我ながら見惚れてしまう絵です。



本日 25日13:30〜16:00

29日12:00〜19:00

会場にいる予定です。

子供の行事などもありなかなか会場にいられませんが、お会いできたら嬉しいです😊



竹村東代子個展

「猫のいるところで鳥を飼う提案」

9月14日〜29日

東急目黒線西小山駅」徒歩1分

curl up cafe curlupcafe.com

昨日はcurl up cafeで切り絵のワークショップをしました。

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愛猫家のみなさん、さすがに猫ちゃんたちのデッサンが上手い!

ワークショップ二回目の方もいて、切る作業もところどころアドバイスするくらいでほとんど自力で仕上げてしまった感じです。

十分に指導できたのかどうか不安ですが、とにかくみなさんびっくりする程集中していて、あっという間に時間が過ぎていました。

出来上がった作品は愛情溢れつつおしゃれで個性的なものばかり。

大人が夢中になってる姿を見るのは気持ちいいものですね。


今日はこども達の造形教室でクロッキーをやってからcurl up cafeに向かいます。

作家来場日24→23に変更となります。


13:00〜15:00の間は、台風で被災した主基ガラススタジオの美しい吹きガラスの器たちの救済のため、ディズニー大好き芸人のうえちゃんが手売りされるそうです。

素敵なガラスと美しい猫達のついでに切り絵もご鑑賞ください(^ ^) 

オフショット

 個展も残すところ一週間ちょっとになりました。

今日はワークショップ開催です。

小さな切り絵を作ります。

定員の8名はすでに埋まってしまったそうです。

ワークショップをするのは猫がいるのとは別のスペースですが、作品を飾ってあるのは猫のいるスペースです。

展示できるのは猫たちの届かないところに限られるので普通のギャラリーなどよりちょっと高いところに飾ってあります。

DMの撮影の時は猫さんと一緒に撮りたかったのでこんな感じで

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撮影しました。
ひと懐っこくておとなしい子ばかりなので立派にモデルさんを務めてくれたのですが、やはり危機一髪!という危ない場面もありました。

 

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でも普通の鳥を猫のいる空間で飼うよりは安全。

猫のいるところで鳥を飼う提案、いかがでしょうか?

 

本日、開店の11:00~閉店までいられる予定です。

ゆっくりお話しできたらと思います。

 

 

個展2日目です。

個展2日目ですが、今日は家族サービス?のため会場にはいけません。

土日の間ずっと私がいないとやっぱり子供たちが不安定になるので、バランスをとらなければなりません。


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「花髪の男」


ハンガリー民話の『花髪の男』という話から、髪の毛の一本一本が花でできている世にも美しい妖精の王。

この妖精の王、人間の王様の浴槽の水を日々抜いてしまい(髪の花にあげていたのかな)、おかしいなと思った王様がパーリンカ(杏などでできた果実酒)で浴槽を満たしてみたところ、それを飲んだらしく酔っ払ってつかまってしまいます。

幼い王子に頼んで逃がしてもらったのですが、王子はそのお仕置きにおじいさんのところへやられてしまい、さらにその道中で家来に殺されそうになったり家来に王子の座をのっとられておじいさんに嘘つきよばわりされたりと散々な目に遭います。

しかしところどころで花髪の男が王子を助け、王子は無事おじいさんと和解してめでたしめでたしというお話。

世にも美しい妖精の王様なのに、どこか抜けていて愛嬌のある花髪の男に惹かれ、何点か制作しました。

王様の浴槽に注がれたパーリンカというお酒もいつか飲んでみたいものです。


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会期中にも少しずつ作品が増えていきます。

(子供たちや私の体調不良で、ギリギリ間に合わなかったのです(. . ;))

明日会場に持参して展示する予定です。

全体像はまた後ほど。


竹村東代子個展

「猫のいるところで鳥を飼う提案」

9月14日〜29日

東急目黒線西小山駅」徒歩1

curl up cafe curlupcafe.com


個展今日からです

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「枯れない花輪と死なない鳥」

ハンガリーの寓話「アラニュ・ジャーダ」より。


王様が三人の王女を残して旅立つ前に娘たちに花輪と鳥を与えます。

貞節を守って生活していれば花輪と鳥は美しく保たれているはずですが、上の二人の娘は侵入してきた王子とやりたい放題。

末娘のアラニュ・ジャーダだけは王子が気に入らず、王子をトイレに落としたり、王子の料理やワインの樽をひっくり返したり、大怪我をさせた上で傷口に塩と唐辛子とガラスの欠片を擦り込んだり(全治1年)して撃退します。

王様が帰ってきた時、上の二人の娘の花輪と鳥は散々な状態でしたがアラニュ・ジャーダのだけは美しく保たれています。


単純な寓話ですが、アラニュ・ジャーダの王子への仕打ちがかなり酷くて面白い話でした。

美しく保たれて枯れない花輪と、恐らく死なない魔法の鳥はどんなだろう?と想像して作った作品です。



竹村東代子個展

「猫のいるところで鳥を飼う提案」

9月14日〜29日

東急目黒線西小山駅」徒歩1

curl up cafe curlupcafe.com

初日の今日は11:0016:00ごろまで会場にいる予定です。

明日から個展です。

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「猫の王」

北欧の民話に出てくる猫の王様。

犬ほどの大きさの黒い、毛の長い猫で、胸元に白い毛があるのが特徴です。

猫の王様の持ち物は、自然の中の綺麗なものでできているんだろうなと想像して王冠と杖を作りました。


明日から個展です。


竹村東代子個展

「猫のいるところで鳥を飼う提案」


鳥は、空を舞う姿に憧れ、さえずりに心癒される身近な存在です。

けれど他の動物、特に猫を飼っている人にとっては鳥を飼うことは容易ではありません。

しかし、切り絵の鳥ならばどんな場所でも飼うことができます。

猫カフェ」という空間で鳥を飼う提案。

鳥だけを籠に入れるのではなく、鳥たちの住んでいる環境ごと「窓」として繋ぐような作品は、私が今まで切り離していた水彩のイラストレーションと切り絵の作風をつなぐ「窓」のような作品でもあります。

そしてアートは日常と非日常を繋ぐ「窓」です。

この展示を機に「窓」をひとつ増やしてみてはいかがでしょうか?


9月14日(土)〜29日(日)

東急目黒線西小山駅」徒歩1

curl up cafe 

curlupcafe.com


猫カフェ内での展示になりますのでカフェ代が必要になります。詳しくはカフェweb siteをご覧下さい。

私は14.16.18.21.23.25.29日に

に会場にいる予定です。


21日には小さな切り絵を作るワークショップも行います。事前予約制ですのでカフェにお問い合わせください。


展示の前はいつもバタバタ。

今回は子供の体調不良、私の体調不良もあって本当にヘトヘト。

家族に迷惑をかけ、文句を言われ、自分を痛めつけ、なんでこんなことをやっているんだろう?といつも思います。

でも、何か作っていないと死んでるみたいで、作らずにはいられないんです。

だから、何か作って、それを仕事にして生きていたいんです。

ただそれだけのために、もがいています。



下図

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マメ科の紫の花、ムラサキソンシカのデッサン。


鳥はキバラタイヨウチョウ。


日本画の学生だった頃、小下図描いて→大下図描いて→線を写して…という作業が好きじゃなくて、(一発で描く勢いがなくなっちゃうじゃん!とか思ってました。先生ごめんなさい。)

紙に描くときは一発書きしたりしてました。(絹に描くときはさすがに写してました)


仕事で植物の絵を描くようになって、下図の大切さがわかります。

構図を練って、植物がより美しく見えるように工夫して、写すたびに線を洗練させていく。

そうすることで勢いのある線が生まれていくこともあるんだなと、今は思います。