ブックレビュー

いないいないばぁ

松谷みよ子さんが亡くなられましたね。 かなりのお年だったとはいえ、残念です。いないいないばあ (松谷みよ子あかちゃんの本)作者: 松谷みよ子,瀬川康男出版社/メーカー: 童心社発売日: 1967/04/15メディア: 単行本購入: 14人 クリック: 132回この商品を含…

くっついた

くっついた作者: 三浦太郎出版社/メーカー: こぐま社発売日: 2005/08メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 13回この商品を含むブログ (56件) を見るきんぎょさんときんぎょさん ぞうさんとぞうさん おさるさんとおさるさん 離れていたものがくっつきます。 …

しりとりあそびえほん

しりとりあそびえほん作者: 石津ちひろ,荒井良二出版社/メーカー: のら書店発売日: 2002/05メディア: 単行本 クリック: 28回この商品を含むブログ (16件) を見るいろいろなテーマに沿って、しりとり遊びができる絵本です。 大きくなるしりとり、はるのしりと…

じぶんだけのいろ

スイミーで知られるオランダの絵本作家レオ・レオーニの絵本じぶんだけのいろ―いろいろさがしたカメレオンのはなし作者: レオ・レオニ,谷川俊太郎出版社/メーカー: 好学社発売日: 1978/04/01メディア: 大型本購入: 2人 クリック: 18回この商品を含むブログ (…

くだもの

くだもの (福音館の幼児絵本)作者: 平山和子出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 1981/10/20メディア: 単行本購入: 8人 クリック: 32回この商品を含むブログ (110件) を見るスイカ、梨、桃、柿、りんごなどの果物のまるごとの姿と剥いたり切ったりした姿が美…

おててがでたよ

林明子さんの「おててがでたよ」を模写中。 oyakoあーとの間ときに紙芝居として使おうと思っています。 林明子さんはこの本をカラーインクと色鉛筆で描いていたそうですが、わたしはクレヨンとガッシュでうつしてみています。 もともとこの本のこどもが娘に…

あかいふうせん

あかいふうせん作者: イエラ・マリ出版社/メーカー: ほるぷ出版発売日: 1976/04メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (16件) を見るイエラ・マリの字のない絵本です。イエラは、1931年ミラノに生まれ、ブレラ国立美術学校で絵画を学…

もりのてぶくろ

もりの てぶくろ (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)作者: 八百板洋子,ナターリヤ・チャルーシナ出版社/メーカー: 福音館書店発売日: 2010/09/10メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログを見る青山のクレヨンハウスに行ったとき、とてもきれいな絵…

さむがりやのサンタ

amazon:さむがりやのサンタ この本は私が子供の頃、祖母の家にありました。 なんだか好きで、祖母の家に行くたびに、何度でも読み返していた覚えがあります。 サンタさんが寒さに不満を言ったり、子供が用意してくれたジュースに文句を言ってお酒を喜んだり…

おつきさまこんばんは

夜、暗くなった空にお月様が出てきて、雲に隠されちゃったと思ったら出てきてよかったね。というだけのストーリーです。最初読んだときは、きれいな絵だな〜と思っただけでした。 なぜこんなに人気があるのかわかりませんでした。でも、赤ちゃんに読み聞かせ…

世界でいちばん優しい音楽

とんでもなくドラマチックに18歳で子供を産んだシングルマザーのスゥと、娘のんのんのなんでもないような日常を丁寧に描いています。 リアルなファンタジーという文句がぴったりで、全体に流れる空気はファンタジーですが生活は結構リアルに描かれています。…

鈴木先生

中学校って独特の世界ですよね。 中学生は子供ではなく、大人でもない。正に中間の存在。 体も心も中途半端に成熟していて、でもまだ自己は確立されていなくて世界も狭い。 先生は絶対的に先生で、教育は洗脳に近いところがあると思います。鈴木先生は中学に…

捨てる女

世界屠畜紀行の内澤旬子さんの本。 タイトル通り、ひたすらモノを処分していくハナシ。イラストの資料や製本に使えそうなもの、珍しい本、などなどなど…とにかくたくさんのモノに囲まれて暮らしていた筆者が、病気を契機に突然何も無い部屋に住みたくなり、…

奇跡のリンゴ

アップルパイが好きだけど、本当に好きなのは中身のリンゴだと気づいてから、リンゴをチンして食べるようになりました。 リンゴを薄くスライスして、レンジで3分チンすると焼きリンゴ風になります。 砂糖を加えなくても甘くてジューシー。毎日一個は食べた…

果物が大好きです。 果物だったらいくらでも食べられます。 海外に行ってその土地の料理に飽きても、何か気に入った果物があればどうにかやっていけます。 中国に二週間くらい行っていたときは油を使った料理に飽きてひたすら梨やりんごやスイカを食べてたり…

世界の美しいきのこ

世界の美しいきのこ作者: 保坂健太郎(ほさかけんたろう)出版社/メーカー: パイインターナショナル発売日: 2013/09/16メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (2件) を見るタイトルの通り、世界の美しいきのこのビジュアルを楽しめる写真集で…

作者: 百田尚樹 出版社: 講談社今日は12月8日、日本が真珠湾攻撃をした日です。 太平洋戦争とは何だったのか、特攻とは何だったのか、その時代に生きた人たちはどんな気持ちで生きたのか。私たちと同じ戦争を知らない世代の主人公が、全く存在を知らなか…

クレヨン王国の十二か月 (講談社青い鳥文庫 20-1) 作者: 福永令三,三木由記子 出版社: 講談社 クレヨン王国シリーズは、講談社青い鳥文庫からものすごくたくさん出ています。 見たことはありませんが、アニメにもなったようですね。作者の福永令三さんが先日…

ないたあかおに (ひろすけ絵本 2)作者: 浜田廣介,池田龍雄 出版社: 偕成社 主人公の赤鬼にはとなりの山に住む青鬼しか友達がおらず、それを寂しいことと思っていました。 ある日そのことを青鬼に相談すると、青鬼はある策を講じて赤鬼に友達ができるようにし…

はらぺこあおむし 作者: エリック=カール,もりひさし 出版社: 偕成社 生まれたてのあおむしくんがいろんなものを食べて成長して、やがてちょうちょになる…ものすごく単純な話だし、仕掛け絵本ってほど複雑なつくりじゃないのに、読むたびにわくわくしちゃう…

からすのパンやさん (かこさとしおはなしのほん (7)) 作者: 加古里子 出版社: 偕成社からすのまち、いずみがもりのからすのパン屋さん夫婦は、四羽のこどもが生まれると忙しくてパン焼きに失敗してしまうことも多くなってしまいました。 しかし、失敗したパ…

神坂雪佳 百々世草―近代図案コレクション作者: 神坂雪佳 出版社: 芸艸堂 『日本画家』でも『グラフィックデザイナー』でもなく、幅広く活躍した神坂 雪佳(かみさか せっか)。 染織や陶芸・漆芸など暮らしを装う工芸品の図案もたくさん手がけています。活動…

フランス田園伝説集 (岩波文庫)作者: 篠田知和基,ジョルジュサンド 出版社: 岩波書店 『魔の沼』 『愛の妖精』 などの田園小説で知られるジョルジュサンドがフランス中部ベリー地方の農村に伝わる口碑・伝説を集めて書いた本です。 狼使い、夜の洗濯女など、…

ベニシアのハーブ便り ― 京都・大原の古民家暮らし Venetia's Ohara Herb Diary作者: ベニシア・スタンリー・スミス ,梶山正 出版社: 世界文化社 イギリスの貴族の出身のベニシアさん、恋をするたびに結婚をするお母さんに振り回されたり、けっこう派手な青…

あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)作者: レオ・レオーニ,藤田圭雄 出版社: 至光社 なかよしな『あおくん』と『きいろちゃん』 仲が良すぎてある日『みどりちゃん』になってしまいます。色紙をちぎったような単純な形で表された登場人物たち。 お話…

よもぎだんご (かがくのとも傑作集)作者: さとうわきこ 出版社: 福音館書店 小学生のとき、先生が読んでくれました。子供たちがどろ団子を作って遊んでいるのを見たおばあちゃんが、子供たちをつれてヨモギをつみにいきます。 裏に毛が生えてるのがヨモギ、…

藍から青へ―自然の産物と手工芸 作者: 石田紀佳 メーカー/出版社: 建築資料研究社 とってもきれいな本です。 漆、麻布、瀬戸物、銀器、三椏紙、あけび籠…などなど。 身の回りにあるいろんなものが何からどうやって作られるのかが、きれいな写真と暖かく美し…

花さき山 作者: 斎藤隆介, 滝平二郎 出版社: 岩崎書店 こちらは道徳の教科書に載ってました。話もさるものですが、何よりも絵が印象的でした。この切り絵の作者滝平二郎さんの遺作展が東京駅近くの逓信総合博物館ていぱーくでやっていたのも観に行ってきまし…

岳 (ビッグコミックス) 作者: 石塚真一 出版社: 小学館 山の救助ボランティアをしている山が好きで好きで仕方ない青年、三歩さんが主人公で、山で起きる様々な事故や救助の現場の人たちの葛藤などを描いています。 こんな内容なのに、主人公の三歩さんの底抜…

オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫) 作者: 米原万里 メーカー/出版社: 集英社 若くして亡くなったロシア語翻訳者、米原万里の小説です。 この人の本は、辛口で独特の視線で書かれていてとても読み応えがあります。小説ですがほとんどドキュメンタリー…