オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)
オリガ・モリソヴナの反語法 (集英社文庫)
作者: 米原万里
メーカー/出版社: 集英社

若くして亡くなったロシア語翻訳者、米原万里の小説です。
この人の本は、辛口で独特の視線で書かれていてとても読み応えがあります。

小説ですがほとんどドキュメンタリーのようで、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(こちらはドキュメンタリー)
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)
嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)

作者: 米原万里
出版社: 角川書店

と合わせて読むと面白いです。
著者が子どもの頃通っていた旧ソ連の学校のダンスの教師だった強烈なキャラクターの女性をモデルにしていて、時代に翻弄された一人の女性の人生が強く印象に残ります。