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クレヨン王国の十二か月 (講談社青い鳥文庫 20-1)
作者: 福永令三,三木由記子
出版社: 講談社
クレヨン王国シリーズは、講談社青い鳥文庫からものすごくたくさん出ています。
見たことはありませんが、アニメにもなったようですね。
作者の福永令三さんが先日お亡くなりになりました。
子供の頃からずっと親しんできたシリーズなので、とても残念です。
どこかにある鮮やかで優しい色にあふれた世界『クレヨン王国』の住人たちがときにはクレヨン王国の中で冒険し、ときには私たちの世界の中で語られたり、さまざまな形で登場します。
一冊ずつでも楽しめますが、シリーズをどんどん読み進めていくと、シルバー王妃、カメレオン総理など、どこかででてきた登場人物がまたあらわれたりしてどんどん物語世界にはまりこんでいけます。
シリーズ全部読むのはなかなか大変ですが、ものを見る目、いろんなことを観察する目を養ってくれる作品だと思います。
まだ読んでいませんが2011年に新装版もでているそうです。
私的には三木ゆきこさんの絵でないのが残念ですが、今の子供たちが手に取りやすい絵にすることで読み継がれるならそのほうがいいのでしょうね。
以前のものでは治まりきらずに削った部分も新しく加えられているそうなので、食わず嫌いせずに読んでみようと思います。