カレンダー5、6月は

カレンダー解説3枚目。
5、6月は「アジサイタケ」です。

私が梅雨生まれということもあって、アジサイは一番好きな花です。
結婚式も6月だったので、ブーケを白いアジサイにして、髪にも白いアジサイの生花を飾りました。

梅雨って薄暗くてじめじめしていて、雨ばかりで外出するのも億劫になるし、気持ちが沈みがちですよね。
アジサイはそんなつゆの曇り空の下で一番美しく輝きます。
晴れている日のアジサイは、なんだかカラカラになってしまってかわいそうで、やっぱり雨の似合う花なんだなと思います。

山の上に行くとアジサイが低温の中で枯れてきれいなドライフラワーのようになっているものをよく見ます。
ひそかにきれいだなーと思っていたのですが、最近はそんな感じのアジサイのドライフラワーを飾るのも人気になっていますね。
アジサイの花をレジンで固めたアクセサリーもよく見るようになりましたし、お花屋さんでも梅雨以外の季節にも売っています。
梅雨の時期だけの花じゃなくなってきているのは、うれしい反面なんだか寂しいような気もします。

原画はアジサイの部分を切り抜いてあるだけですが、カレンダーでは花の部分に薄紫を重ねて刷っています。
これもちょっとだけわざとずらして刷りました。
あじさいの中にカタツムリも隠れています。
これも気に入っているので非売にしてしまっていますが、別ヴァージョンを作りたと思っています。

結婚式の白いアジサイのブーケは、そのまま持って帰ってきました。
アジサイは接ぎ目を出して増やすのが簡単と聞いていたので、茎を切って苗床に刺し、挑戦してみました。
葉っぱが出てきたものがいくつかあって、うまくいくかな❓と思った頃突然の猛暑に襲われ...全部ダメになってしまいました。
暑さに弱いんですね。
ブーケの接ぎ木はできませんでしたが、夫の実家でブーケと同じ種類のアジサイを植えていたことをあとで知り、なんだかとても嬉しくなりました。

結婚式では、夫の好きなツバメと私の好きなアジサイと、6月の花々を組み合わせた絵を描き、招待状やプログラムの内側に印刷しました。
その上に薄い和紙を重ねて、絵柄が透けて見えるようにしてありました。
招待した友人たちもこの絵を気に入ってくれて、絵だけを飾ってくれているという話も何人かから聞きます。
大切な人たちの生活に溶け込んでくれたと思うととても嬉しいです。

ちなみに私は結婚一周年を記念して、この絵でiphoneケースを作って使っています。

自己満足のために作ったものですが、下記サイトから誰でも買えます。ほとんど原価で販売していますので、もし欲しい方がいましたらどうぞ。
iphone5/5s/6/6plus対応です。
https://suzuri.jp/toyokotake/58248/smartphone-case/iphone5/white