カレンダー11.12月は

カレンダー解説、最後は11、12月の絵柄「ユキノフルマチタケ」です。

きのこの中に雪の降る街の風景を描きました。
この絵は一年前の冬に制作し始めたのですが制作途中で季節が変わってしまい、なんだかそこから先に進まなくなってしまいました。
今年の秋少し涼しくなってからもう一度とりかかり、ようやく完成させることができました。

年末のなんとなくさみしくなるような冬景色の中で、温かみをかんじられるような街の明かりを描きたいと思って制作しました。
レビューや感想のメールでこの絵が一番好きと言ってくださる方が多くて、なんだかうれしかったです。

街がきのこの傘の部分とくきの部分の2層構造になっているのも、気に入っているところです。

カレンダーの絵柄は、黒と青の二色刷りで、窓のところに青がかぶるところと抜けるところがあり変化が出ています。
雪の表現や明かりの表現など、いろいろ実験してみたものがうまく響き合ってくれたなと思い、私もとても気に入っている一枚です。