今週のお題「卒業」
大学を卒業してから8年経ちますが、
卒業制作が全然終わってない!ていう夢を未だによく見るんです。

全く終わってなくて3日で仕上げなきゃ!とか、講評の前なのに出すものが何もないとかそういう夢。

大学の頃は、あまり絵を描いていませんでした。
それなりには描いていたんだろうけど、もっともっと寸暇を惜しんで描いていればよかった。

受験のデッサンから抜け出したくて、何を描いても受験の絵のようになってしまいそうで、絵を描くことが怖くなっていたのだと思います。
あんなに絵を描くことだけを考えていればよかった時間は二度と来ないのに、それに気づけなかった。


美大生が絵を描かないで何をしてたかというと、山に登っていました。
旅をしていました。
山や旅のためにトレーニングしたり、アルバイトして資金を稼いだり。
友達や先輩とと部室でグダグダしたり、友達の家で飲んだり。

しょーもない学生でしたが、大学時代の使い方としては正しくもあったと思います。
あんなに無駄なようで贅沢な時間の使い方は若いうちしかできません。

ただやっぱり卒業制作には未練があるんでしょうね。
提出した2点はしあがったけれど、本当はもう一点制作するべきだったので、その絵をいつか仕上げたいなと思っています。

紫陽花を絹本に描いた「ちいさな楽園」



三枚組の「どこにもない国へ」