歌舞伎

先週金曜日は母に娘を預けて、歌舞伎座に行ってきました。

歌舞伎座株主優待は、株数によって一年に何回かチケットが取れます。
粋な人だった祖父が、昔々曽祖母に歌舞伎座の株を贈ったそうです。祖母→母と受け継がれて、私もときどき歌舞伎を観に行かせてもらっています。

私が行ったのは五月大歌舞伎夜の部。

最初の演目慶安太平記丸橋忠弥は、最後の立ち回りが派手でとっても楽しく観れました。
いろんなパターンの立ち回りをこれでもか、これでもかと次々やっていく松緑さん、すごかったです。

二番目の蛇柳は、海老蔵さんやっぱり下手‥。
詳細がわからない昔の十八番を復活させたからまだ作り込みが足りないというところがあるのかもしれませんが、どこが見せ場なのか全然わからない感じでした。
それでもさすがに目が離せないような華みたいなものはありましたが。
鱗模様のキラキラの扇で大蛇を表す演出はすごく面白かったです。

三番目のめ組の喧嘩は、火消しと相撲取りの大ゲンカ!という華やかな立ち回りに至るまでがちょっと退屈でした。
でも子役の子がすごく上手くて可愛くて、眠くなりそうなところを引き締めていました。
私の前の列には小学校高学年くらいの男の子がいたのですが、退屈しかけていたその子が、子役の子が出てきたら夢中になってみていました。まだ5歳くらいの子なのに大したものですね。
最後の大ゲンカのシーンは、思ったより派手じゃありませんでした。
それなりにすごいアクションではあったのですが、最初の丸橋忠弥を観てしまうと物足りなく感じました。


歌舞伎座の楽しみのひとつ、食。
歌舞伎座で売ってるものはどれを食べてもすっごく美味しいです。
今回はグリル梵のヘレカツサンド。
歌舞伎座で前に食べたことがありましたが、これを食べてからはどこのカツサンドを食べても物足りないくらい忘れられない美味しさです。
また食べたいなー。