花髪の男
ハンガリー民話より「花髪の男」
ある王様の浴槽の湯が毎日なくなるので不審に思って浴槽にパーリンカ(ハンガリーの蒸留酒)を満たしておいたところ、髪の毛が全部花でできた妖精の王様が眠りこけていました。(髪の毛の花に水をやっていたのか?なぜわざわざ王様の浴槽から?)
捕まってしまった妖精の王、花髪の男は王子をそそのかして逃がしてもらいますが、その王子は罰として一人で「名付け親の老王」(おじいさん?)のところへ行かされ、その途中に馭者や従者に殺されそうになったり王子になり変わられて奴隷のように働かされたりと散々な目に。。
最後は花髪の男が助けてくれましたが、王子は飛んだとばっちりでした。
とこんなお話です。
このお話の「花髪の男」に強く惹かれて、髪の毛を切りたくて切りたくて6枚も切ってしまいました。
妖精の王様で、超美形なくせにちょっと間抜けな花髪の男。
ハンガリー民話には、他の国の民話には見られない不思議なモチーフでがいっぱいです。