おててがでたよ
林明子さんの「おててがでたよ」を模写中。
oyakoあーとの間ときに紙芝居として使おうと思っています。
林明子さんはこの本をカラーインクと色鉛筆で描いていたそうですが、わたしはクレヨンとガッシュでうつしてみています。
もともとこの本のこどもが娘に似てるなーと思っていたのですが、私が描くとますます似てきてしまっているような。
おててがでたよ―くつくつあるけのほん2 (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 林明子
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1986/06/20
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 57回
- この商品を含むブログ (50件) を見る
お顔が出て、おててが出て、あ、あんよも出た!
大人にとっては当たり前の事ですが、赤ちゃんにとっては見えなくなったものが出てくるのはとても不思議なことのようです。
不思議だなーと思っている赤ちゃんのしぐさがとても可愛いです。
林明子さんは、姪っ子甥っ子がたくさんいて、いつもその子供達をモデルにして描いていたそうです。
なにげないすてきな仕草、表情は想像だけだは決して描けないなと思います。
シンプルな線と色面。
グラフィックとしても格好良く、一枚ずつの絵がそのままポスターになりそうです。
模写していて感じたのは、最終的には面と線になるとしても、その中にある塊を立体的に手でなぞっていることが実感を生んでいるのだということ。
今はillustratorを使って写真をトレースしてしまえば絵のかけない人でもある程度のものが描けてしまいます。
でも、制作過程が違えば出来上がったものはやっぱり違うのです。
こどもが繰り返し見るものだからこそ、いい絵本を選びたいですね。