燭台猫マターン

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ハンガリー民話「燭台猫マターン」よろナイフを持つマターン。

 

ある王様のところによくしつけられた猫、マターンがいました。

マターンは王様の燭台を捧げ持ち、一緒に食卓につくことを許されていました。

ところがある日、「しつけより野生の方が強い」ということを王様に示すため、従者が食卓にネズミを放ちます。

本能のままにネズミを追いかけたマターンは、罰として食卓につくことを禁じられてしまいました。

そのことを恨んだマターンは、王様の喉を噛み切ってしまいましたとさ。

 

燭台を健気に掲げる猫マターン。想像するとすごく可愛いです。

民話というより寓話といった話ですが、突然のバッドエンドが民話らしいです。

 

私のイメージではマターンはふわふわの白い長毛で、怖いくらい青い目の猫。

可愛さと怖さを出せていたらいいなと思います。

 

 

 

乃木坂Books and Modernにて
5月20日(金)〜6月9日(木)
『竹村東代子作品展 魔術的な午後〜ハンガリー民話の世界』
開催中。
http://booksandmodern.com/gallery/569/
ハンガリー民話をテーマにした作品約20点。
ライフワークのきのこや動植物をてーまにしたさくひんやく40点を展示販売。

 

本日14時半頃から19時まで在廊。

在廊中は切り絵の実演も行います。

 

今後の在廊予定

1日(水)、2日(木)、5日(土)など