2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

鉄器成型

河内国平さんのところで鍛錬してもらった鉄を、和歌山の野鍛冶大川治さんのところで道具に仕立ててもらいました。 “野鍛冶”というのは、刀専門の刀鍛冶と違い、生活道具全般を作ってきた職人さんのことです。 人々の要求に応じてさまざまな道具をつくってき…

鍛錬

たたら製鉄で出来上がった純度の高い鉄・けらを奈良の刀匠で伊勢神宮式年遷宮太刀製作や鋳造七支刀を復元したことで有名な河内国平さんhttp://www.mugenkan.com/に鍛錬してもらいました。まず、けらを撃ち伸ばします それを小さく割って「小割り」にします。…

鍛錬

けら

たたらを踏み続けてしばらくすると、砂鉄から出た不純物“ノロ”が釜の中に溜まってきます。 ときどき釜の下のほうの取り出し口を開けると、真っ赤なノロがどろっと出てきて釜の中の温度を感じさせます。 そうして4時間くらい経ったころ、永田先生が様子をみ…

けら

たたら製鉄

九十九里浜の砂鉄120kg、炭焼きで作った炭300kgを使って、東京工業大学の永田 和宏先生ご指導のもと、武蔵野美術大学の金工工房で『たたら製鉄』をしました。 たたら製鉄と聞くと宮崎駿監督の『もののけ姫』でたたら場が出てきたのを思い出される方も多…

炭焼き

九十九里浜で集めた砂鉄を道具に使える鉄にするためには、まず『たたら製鉄』によって鉄の中の不純物を取り除く必要があります。そのためには大量の炭が必要です。そこで約60年にわたり木炭の研究をし、現在も『炭焼きは地球を救う!』を合言葉に国内外で炭…